そしたら「いいよ」と言われたので、じゃあ下さいと申し出ました。
皆様の血税から、目薬を頂戴いたします。
ドラッグストアで買おうと悩んでいたので、お金がちょこっと浮いて助かります。
しかも医者から処方された目薬ですからね。
これはもう市販の薬とは効果が別格ですよ。別格。
クッソ寒い雨の日に言った甲斐があります。
ついでに一緒に入院していた人とも会えました。
1人は完全に社会復帰していましたね。アレは。
私なんかとは違います。
私はもう働く気が無いですからね。
作業所とか誘われても、絶対に行きません。
行ったら「あ、君、働けるじゃん」とか思われちゃいそうですからね。
絶対に一度も、今後二度と働きたくは無いです。
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今、目薬さしたんですけどメッチャ効きますね。
ショボショボしていた目がクリアになりましたよ。
まるで精霊の加護を受けたドラゴンアイって感じやな……。
ドラゴンアイで思い出しましたけど、入院中にこんな話をしたんですよ。
「今日一時帰宅しようと病院出たんだけどさ」
『うん』
「外に出たらブルードラゴンが居たんだよ」
『うん』
「なんで青ちゃんがそこに居るの？ って聞いたらさ、家まで送ってってあげるって言われたんだよ」
『うん』
「でさ、じゃあ帰りも送ってくれる？ って聞いたんだよ。そしたら帰りは用事あるから無理だって言われたんだよ。そもそもついでで送ってってやるって話だろって」
『うん』
「じゃあ帰りどうするんだよ！？ 病院に自転車置きっぱなしで家帰ったら、病院に戻る時に大変だろうって」
『うん』
「だから意味ないから送らないでいいわ。お気持ちだけでいいわ。ありがとなって言ってやったわ」
『……パネるさんさぁ』
「なに？」
『パネるさんの話は好きだけど、そういう妄想の話は嫌い』
って言われた事を思い出しました。
僕とか、ロビーでいつもこんな話してたんですよ。
おばあちゃんが「総理大臣になる！戦争を止める！」とか言ってたから
「じゃあ僕は大統領になりますよ。和平組みましょう」っていう話題で30分くらい熱弁してましたからね。
まわりは完全に無言でしたね。
あの時の空気感は最高でした。
世界は犬に監視されている！ とか、猫は敵だ！ とかも言いました。
無事、入院期限が伸びたので「やったぜ」といった所です。
まぁ、私の演技(?)よりもっとヤベェ奴が手足高速されて個室に隔離されているような場所です。
たいした事は無かったのかもしれません。
夏にもう１度入院したいと考えておりますが、通りますでしょうか。
病院の入り口でウンコしたら、入院できるかもしれないので夏場にチャレンジしたいと思います。
僕は、やるってきめたら、やる男なんだ。
～終～
