障害者は時間が余りまくり、孤独になると、排泄物に話しかけるようになる

2018年11月13日火曜日

t f B! P L
6時前に起きて、シャワーを浴びて、9時に散歩する用意ができたパネるさん。
おしっこをして、ズボンを履き、ベルトを締め、さぁいざ参る!

……といった所で、便意に襲われました。
さっきまでトイレにいたのに。
さっきまでおしっこをしていたのに。
それなのに、私はうんこをしたくなったのです。

空気が読めない奴です。
それならさっき一緒にやれば良かっただろ!? と、流石の温厚で仏なパネるさんでも怒り狂うレベルです。
天気は曇りですが、降水確率は0%。
絶好の散歩日和です。

なのに、奴は玄関を開けた瞬間に、叫んだんです。
「おい、俺も出るぞ」 と。



話相手が居なく、毎日孤独な日々を過ごす障害者。
あまりに余裕が無さすぎて、リアルにうんこに声をかけました。

「……出るのか!? さっき気配さえしなかったのに」

玄関で立ち止まり、オナラかどうかチェックします。
……どう考えても実です。オナラではありませんでした。

「……分かった。俺とお前との仲だ」

そう言って、私は靴を脱ぎ、ベルトを外し、ズボンを下ろし、便座に腰を下ろしました。
うん。うん。うん。
うんうんうんうん。



ウンッ!!!!!!!!!!!
ウンウンウンッツッツ!!!!!!!!!!!!


どう踏ん張ってもウンコが出ません。

「……話が違うじゃねーか!? メンヘラかてめぇ!?」

狭いトイレに、障害者の気持ち悪い声が響きます。



ウンッ!!!!!!!!!!!
ウンウンウンッツッツ!!!!!!!!!!!!





「……じゃあな」

私はお尻を拭き、彼に別れを告げました。



この日、外出する前から何かを成し遂げた感を手に入れた私は、いつもと違う行動をしました。
まず、キャベツともやし、パンその他を購入しました。
そして、いつもご飯とふりかけと味噌汁+αだった晩御飯を、キャベツともやしとウィンナーのコンソメスープに変更する事ができたんです。


素晴らしい事です。
当たり前で、変化の無い、居心地のいい環境と時間を、急変させる事ができたんです。

それもこれも、全部ウンコのお陰です。
彼が、朝に出なければ、玄関から一歩踏み出した時に声をかけてくれなかったら。
そして、結果無事にお別れを告げられなければ、このような良い変化とは出会えませんでした。


いつも当たり前にしている行動に、感謝をする。
当たり前の平和に、感動を受ける。

感受性を豊かに、できるだけアンテナを高くする。
日々の生活を変えなくても、意識を変えるだけで幸せを感じる事ができるんです。

さぁ、みなさんも私と一緒に、排泄物に声をかけてみましょう。

「オイ、出るのか!? 出ねぇのか!? このメンヘラが!」

彼は、彼女は、きっと感情を天から授かり、貴方に答えてくれる事でしょう。
神は、貴方の行動を逐一監視しているのです。
この世界の主人公は、自分だ。
自分を中心に時間は進んでいるんだ。

世界中から戦争が無くならないのは、そういった人類の奢りがあるからかもしれませんね(?) ~終~

ブログ アーカイブ

ツイッター

QooQ