最近、わざと車の前に飛び出す度胸試しが流行っている現象について現役東大生が分析してみた

2017年5月28日日曜日

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1日16時間Twitterに張り付いている諸君は知っているに違いない。
だけども念のために説明すると、最近小学生くらいの間でわざと車の前に飛び出す、という危険な遊びが流行っているらしい。

通学路のクソガキが邪魔だからわざと猛スピードで駆け抜けて殺害未遂で逮捕されたDQNが報道されている中、こうも命知らずな行動に、なんの見返りもなく足を踏み入れるなんて最近の小学生はなかなか勇気があると私は思う。

私の時代といえば、せいぜい車がきたらわざと歩行者ボタンを押して止めさせる、くらいの度胸しか持ち合わせていなかった。

車の前に飛び出す。
考えれば考えるほどに、軽率な行動だと思う。

仮に車に轢かれたとすると、100%悪いのは車の方になる。
運転している人に家族がいたとしたら、どうなるだろうか。

警察に捕まり、犯罪者のレッテルを張られ、ひょっとしたら会社をクビになるかもしれない。
貧困で一家心中するという話は最近珍しくも無い。

どちらに転ぼうとも、間違いなく車を運転している人間を、不幸のどん底に叩き落とす行為。
なかなか残酷な攻撃を世間を知らない子供の気分一つで行えるというのだから、なかなか面白い時代だなと思う。

ただ、ここまで書いて私は1つ疑問を抱いた。

運転席から怒った大人が降りてきて「なんでこんな事をしたんだ!?」と怒られたら、果たして子供は本当の事を教えるだろうか?
ニュースになった子供は「度胸試し」と答えたらしいが、本当だろうか?

度胸試しの為に、命を投げ出すか?
普通はしない、最近の子供は賢いからそんな無謀な事なんてしないはずだ。

そう、「度胸試し」は嘘。
間違いない、これは100%嘘と断言できる。


じゃあ何故、子供は命を投げ出すような行為、車の前に飛び出したりなんかしたのだろうか?
答えは、ある1つの現象に集約される。




「異世界転生」



そう、子供は本当は、異世界に行きたかったのだ。

アニメやラノベでは何故か共通してトラックや電車に轢かれて死に、異世界に転生する。
何故か神様から強大な力を与えられ、異世界で生まれ変わってハーレムを築き上げる。
そんな糞みてぇな作品…… 失礼、素晴らしい作品が現代日本には溢れかえっている。

子供は影響されやすい生き物だ。
特に小学生や中学生ともなれば尚更だ。

だから彼らは決して「度胸試し」をしたいのではなく、「異世界転生」をしたいのではないのか?
だから私達大人は「危ないから止めよう」ではなく「この世界にも幸せはあるんだよ」と諭してあげる事が必要なのではないか?
私はみなさんに、そう伝えたい。


「おい! 危ないだろ! なんで車の前に飛び出したりなんかしたんだ!」

「す……すみません。度胸試しのつもりだったんです」

「君みたいな美少女が白いワンピースで赤いランドセルを背負いながら度胸試しなんてする訳ないだろう? 本当の事を言いなさい」

「は……はいぃ。本当は、異世界転生したかったんですぅ! お友達と喧嘩しちゃって、もう死にたいんですぅ ><」

「まったく、そんな事で死にたいだなんて思っちゃダメだろ! お友達とはすぐに仲直りできるよ。それに、キミが死んじゃったら、そのお友達は悲しむんじゃないのかい?」

「……うぅ。そうかもしれません。しゅみましぇん! あたしが馬鹿でした ><」

「分かればいいんだよ。もう二度とこんな事はしちゃだめだよ? ……そうだ、この辺に美味しいアイスクリーム屋さんがあるんだ。一緒に食べていかないかい?」

「行きます行きます! おじさん優しい!」


後日、B型のおじさんは幼女監禁で逮捕されましたとさ めでたしめでたし ~おしまい~

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