あまりに非日常的で刺激的だったので、当分忘れる事はないだろうなと思ってたんです。
だけども、結構忘れちゃうものですね。
精神病院に即入院した時より苦痛でしょうがなかったんですけど、もうあまり覚えてません。
きっと、あまり記憶に残したくないってのはあるんですよね。
4人部屋の他3人は抗がん剤で苦しみながら治療受けている中、1人だけ良性の腫瘍ですからね。
よく分からない、命に係わる器械の「ピコーン！ ピコーン！」という警戒音がそこそこの頻度で鳴り響き、そこそこの頻度で駆けつける看護師。
「俺は手術をすると決めた訳じゃないからサインしない！」とか言い出す癌患者。
毎日お見舞いに訪れる家族たち。
同じ病室じゃなかったですけど、片足が無い人も居ましたからね。
マジでここはヤバイんだなって感じました。
ガン病院、やばい、やばいよ～～～～。
精神病院ガイジ病棟とは違ったヤバさがあるよ～～～。
精神病院には再入院してぇ！という強い意思がありますけど、ガンは無いかな～。
本当にシャレにならない。
死に一番近い場所って感じがして一つも面白みが無いですねぇ……。
人間、健康な内にやりたい事はやっておくべきですね。
時間は無限じゃない上に、不安定なんですよ。
いつ体が不自由になるか分からない、もっと言えばいつ死ぬかも分からない。
だから僕は、時間を有効活用すべく、一生ナマポで居続けるんだ……
僕は観測者になるんだ……
……って事を、今日突撃定期訪問してくれた役所のケースワーカーに言いたかったんですけどね。
なんか「顔色良くなってきてますね」とか言われましたけど、そんな訳ないじゃないですか。
僕の体はもう反社会的に構造が組み替えられてますよ。
一生働きませんｗ
次回の定期訪問は来年1月とのことで、年内にトラブルは起きなさそうですね。
これからの目標は、障碍者手帳２級って所です。
末期ガン患者見てますからね。時間は無駄にはできないですよ。
僕は最高の技術資格、最強のマジックカードを絶対に手に入れるんだ！！！
精神+身体障害 これ半分完璧なフォーメーションだろ……
僕は生きる事に貪欲なんだ。
ここで死ぬ訳には行かない。 お姉ちゃんに会うまでは ～終～
