ナマポでガン検査をする精神障害者

2019年7月29日月曜日

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大変な事になったという他無い感じになりました。
我ながらなかなか面白い人生というか、時間を味わっている気がします。



2年くらい前から、左手の人差し指が膨れ始めました。
当時は精神を病み会社を辞め、無職の状態。
この症状が何であれ治す気はなく、コレで死んでもいいと心の底から思っていました。

何もしなければ痛みは無く、ちょっと力が加わると痛くなる感じ。
生活に大きな支障は無いという奇妙な症状は、2年近く放置するにはうってつけの状況でした。


いろいろあって昨年9月に精神病棟に入院し、生活保護を受給。
その時に精神科医に「なんか指おかしくない?」と指摘されていましたが、どこかぶつけただけだろうと見逃され続けていました。


ところがどっこい、2か月前に「いや、なんか大きくなって無い? おかしいよ」という診断に辿りついてしまいます。
「検査できる大病院に行って」と指示されるも「いや、別に大丈夫なんで……」と頑なに拒否するパネるさん。



理由は大きく2つ。
1つ目はめんどくさい。

生活保護受給者、つまりナマポになると保険証が持てません。
持てませんというか、必要ありません。
病院に行きたいのであれば、役所に行き医療券を受け取れば無料で済むからです。
福利厚生が素晴らしい制度ですが、この「役所に行かなければならない」という部分が強烈に面倒に感じていました。
まぁ、実際は小難しい手続きは無く、速攻で貰えたので杞憂に済みましたが。


2つ目は、コレで死んでもいいと思っていた事です。
正直、このまま生きてても大して面白くも楽しくも無く、ただただ意味のない時間を過ごしているだけです。
それならば、左人差し指にできたこの爆弾がいつか爆発して私を殺してくれるのではないか、そういう可能性が僅かながら自分にあったのです。


なので、精神科医に「病院行って検査して」と言われても「嫌だ」と二ヵ月前は答えていた訳です。
医者は呆れながら「うちで出来る事は血液検査ぐらいだよ、とりあえずやってみよっか」と譲歩されました。
この時、血液検査を拒否していたら今の状況まで辿り着いていませんでした。



血液検査から一ヵ月後の通院にて。

「う~ん、SCC(肺がん等になると上がる値)が前回より上がってるねぇ」
『へぇw』
「肺がんの症状として、指先が太くなるという症状があるんだよね。パネるさんみたいに」
『う~んw』
「紹介状書くから呼吸器内科のある病院行ってよ」
『嫌ですw 結構ですw』
「なんでそういう事言うの?」
『ほかの病院に行くのはちょっとw』




「なんで? 暇でしょ? 時間あるでしょ? <原文ママ>」

『う~んwwwwwww 嫌ですwwwww』



結局「紹介状書くからね!」という医者のごり押しで受け取る事になったパネるさん。
その後の会話で「寝られてるなら睡眠薬減らしてもいいよね」という質問に無言を貫いていたら「なんでそんなに協力的なの」と怒られる。
熊みたいな風貌をした精神子供のパネるさんは、とうとう医者に屈して大病院に行く事になってしまいました。


「来月会う時には進展があるといいね!」という医者に脅しに負け、とうとう役所に医療券を受け取りに行きます。
担当ケースワーカーに「肺がんの可能性があるらしいです」と伝えると「お大事に……」と心配されました。
心象がガイジ方面に傾き、よかったなって思いました。



かなり大きめの病院に朝8時に到着。
受付に紹介状を渡すと「う~んw この数値じゃ呼吸器内科は案内できないですねw まず内科いきましょw」と宣告されました。
別にどこでもいいよ、私は「紹介状を持って病院に行った」という実績さえあればなんだって良いんだ! と思っていたので、コレを承諾します。


案内通りに、内科に行きました。
速攻でレントゲン撮りましょうという事になったので、撮りました。


内科「整形内科も受けときましょうw」

と、指令を受けます。
そこから2時間も待って、整形内科を受診しました。


「う~んwwwww よくここまで我慢してましたね。痛かったでしょ?」
『まぁ、ちょっとだけw』
「普通はここまで大きくなる前に病院行くんですけどねw」
『そうなんですかw』



「コレはうちでは治せないので、ガン病院行きましょうwwwwwwwwww」


という、かなり大きな病院なのに「治療できない」と言われてしまう始末。
明らかに異常なレントゲン見て、医者も私も苦笑い。
笑いごとではないけれど、なんだか大変な事になってもう笑うしかない。
それもそのはず、よくよく症状を見れば――





左右で指のサイズ違いすぎやないか~いwwwwwww
改めてみるとヤバすぎでしょ。
いや、しょうがないよ。
なかなかないでしょ、自分の指をじっくり見る機会なんて。
ただここまで放置できるのは、やっぱガイジだよ。
やっぱり僕は精神障害者なんだ!!!!!!!!!!!!!



血液検査と腹部のCT検査が終わる頃になると、時刻は既に16時。
サクっと1時間くらいで終わると思っていた診察が、なんと8時間もかかってしまいました。

しかも、これだけでは終わりません。
次週に特別な資格を持った医師しかできない特殊なMRI検査が待っています。
なんか手だけのMRIは超絶難しいらしいですw 知らんけどw

「ボタン押すだけだと思うでしょ? めっちゃ難しいんだよ~。資格持ってる人、うちの病院でも2人しかいないんだよ~w」

と暴露された後に、特別な薬を注射して検査するので、極稀に死ぬ可能性があるので同意書にサインしてくださいと言われてしまいました。
当然、サインはしました。
コピーを貰ったので、この紙を精神科医に見せて驚かせようと思います。



そんなこんなで、まとめると。

・左手の人差し指にできたのは腫瘍。しかも骨の中でできている。
・骨はもうガラスみたいに薄く、膨れており、いつ壊れるか分からない。
・良性か悪性かは分からない、たぶん良性
・そもそも人差し指にできる腫瘍ってのは、だいたい二次的なもの
・肺癌の症状の1つとして、指先が膨れるという物がある。だから肺がんの可能性がある
・最終的な結果はどうあれ、指先にできた腫瘍を治療するにはガン病院に行かなければならない
・なので、100%ガン病院には行く事は確定





う~んwwwwwwww
人生、楽しくなってきたなwwwwwwww
やっぱ人生にはイベントが必要だよ、山ありゃ谷も必要なんだよなぁ?


辛いのは、このクソ暑い真夏の中で病院に行かなければならない事くらいか。
MRI検査、内科、整形内科。3回も分けて行かなければならない。
これに加えて、毎月の精神科も行かなければならない。


忙しすぎて、これもう半分労働だろって感じですねぇ!!!


何の予定も無く、ノルマも締切も無い生活って、人間向いてないですよ。
自らを強く律せよ!!!!!!!!!!!
パネパネの命の輝きを見よ!!!!!!!!

俺は最強の入院編、最強の病院食を食べるんだ!!!!!!!!
無料でな!!!!!!!!
あばよwwwww!!!!!!!!   ~終~

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